サッカーフィリピン代表(サッカーフィリピンだいひょう、フィリピン語: Pambansang koponan ng futbol ng Pilipinas)は、フィリピンサッカー連盟(PFF)によって構成される、フィリピンのサッカーのナショナルチームである。アジアサッカー連盟およびASEANサッカー連盟所属。

愛称のアズカルスはタガログ語で雑種の野犬(フィリピン・エディブル・ドッグ)を意味する。

History

1917年に東京で開催された第3回極東選手権において元FCバルセロナのパウリーノ・アルカンタラを擁するフィリピン代表チームが日本代表に15-2で勝利した試合は現在もフィリピン代表の最大差勝利試合となっている(Japan 2–15 Philippines)。

過去にFIFAワールドカップには出場していないが、近年はニール・エザリッジなど海外で生まれ育ったフィリピン系の選手を積極的に勧誘しており、2010 AFFスズキカップでは初めてベスト4に入った。また、AFCチャレンジカップ2012で3位になり、フィリップ・ヤングハズバンドが6得点で同大会得点王を獲得。AFCチャレンジカップ2014では準優勝を果たした。

2018年3月27日、出場枠が前回大会の16から24へと増加したAFCアジアカップ2019の3次予選の最終節で、タジキスタンに2-1と逆転勝利し、グループF首位で初のアジアカップ出場を決めた。また、3次予選に限っては6試合で3勝3分と無敗だった。

フィリピン代表は、フィリピンのサッカーのナショナルチームであり、フィリピンサッカー連盟によって管理されている。アジアサッカー連盟(AFC)に所属しており、FIFAワールドカップとAFCアジアカップの予選に参加している。

フィリピン代表は、1913年に最初の国際試合を行い、1930年にFIFAに加盟した。しかし、長く国際サッカーから遠ざかっていた時期があり、1970年代に再建が始まった。1990年代には、AFCアジアカップに初出場を果たし、2010年代には、FIFAワールドカップの予選で最終予選に進出するなど、徐々に成績を上げている。

フィリピン代表のホームスタジアムは、首都マニラのリサール・メモリアル・スタジアムである。チームの愛称は「アズカルズ」であり、フィリピンの国鳥であるアズカル(オオヒタキ)に由来する。

フィリピン代表は、東南アジアのサッカーでは、中堅国に位置している。2022年現在、FIFA世界ランキングは133位である。