サッカーキルギス代表(サッカーキルギスだいひょう)は、キルギスサッカー連盟(FFKR)によって組織される、キルギスのサッカーのナショナルチームである。ホームスタジアムは、首都ビシュケクにあるドレン・オムルザコフ・スタジアム。

History

代表チームの結成

1991年のソビエト連邦の崩壊まではキルギスの選手はソビエト連邦代表としてプレーしていた。同年8月31日、キルギスが独立を果たすと、ナショナルチームが結成された。初の国際試合は1992年8月23日のウズベキスタン戦で、0-3での敗戦であった。

1994年、キルギスサッカー連盟はアジアサッカー連盟(AFC)及び国際サッカー連盟(FIFA)に正会員として認められた。1996年にはAFCアジアカップ1996の予選に初めて参加したが、出場権獲得には至らなかった。翌年の1998 FIFAワールドカップ・アジア1次予選では4か国中イランに次ぐ2位となり、惜しくも最終予選進出はならなかった。

その後もAFCアジアカップ2000・予選は最下位で敗退、 2002 FIFAワールドカップ・アジア予選は1次予選敗退、AFCアジアカップ2004・予選も敗退と早期敗退が続いた。

2006 FIFAワールドカップ・アジア予選では予備予選から出場し、パキスタンを下して1次予選へ進出した。1次予選ではバーレーン、シリア、タジキスタンと同組になったが1勝1分4敗のグループ最下位で終えた。

アジアカップ初出場

AFCアジアカップ2019、グループC・第3戦 対フィリピン戦のスターティングメンバー

AFCアジアカップ2019・3次予選において、キルギス、インド、ミャンマー、マカオのグループを4勝1分1敗で突破し、念願のAFCアジアカップ初出場を決めた。本大会では、強豪韓国、中国、フィリピンと共にグループCに入った。中国、韓国に連敗し後が無くなったフィリピン戦でヴィタリ・ルクスがハットトリックを決め、これに3-1で勝利。史上初となるベスト16入りを決めた。

ラウンドオブ16ではUAEと対戦。2-1でリードされた後半アディショナルタイム、トュルスナリ・ラスタモフがコーナーキックからヘディングで同点ゴールを決め、土壇場で追いついた。延長戦に突入したがPKを与えてしまい、これを決められ3-2で敗れた。この年、FIFAランキングで過去最高の75位を記録した。

キルギス代表は、キルギスサッカー連盟によって組織され、国際サッカー連盟(FIFA)とアジアサッカー連盟(AFC)に加盟しているキルギスの男子サッカーナショナルチームである。ホームスタジアムは首都ビシュケクにあるスパルタク・スタジアムで、愛称はアク・シューカル(白い鷹)である。

キルギス代表は、FIFAワールドカップには未出場であるが、AFCアジアカップには6大会出場している。最高成績は2019年のベスト16である。また、AFCチャレンジカップには3大会出場しており、2006年に優勝を果たした。

キルギス代表の注目選手には、オランダ出身のミッドフィールダー、ミルラン・ムルザエフ、ロシア出身のストライカー、ヴァレリー・キチン、キルギス出身のディフェンダー、タミルラン・コーゾバエフらがいる。

キルギス代表は、近年FIFAランキングを上昇させており、2019年には最高位の96位に到達した。この活躍により、キルギス代表はアジアサッカーの注目株となっている。