ソチエタ・スポルティーヴァ・カルチョ・バーリ(Società Sportiva Calcio Bari,)は、イタリア・バーリを本拠地とするサッカークラブである。チームロゴはニワトリを採用している。2022-23シーズンはセリエBに所属。
1928年創設。1930年代から1940年代にかけてセリエAで成績を残すものの、その後はセリエAとセリエBを行き来するシーズンが続き、1974年にはセリエCへ降格した。
その後、1980年代に入ると再びセリエAへ復帰するなど持ち直しを見せるが、2000-01シーズンを最後に下部リーグでのシーズンが続いていた。2008-09シーズンはアントニオ・コンテ監督の下でセリエA昇格を達成。
2009-10シーズンは昇格1年目ながらも、アンドレア・ラノッキア、レオナルド・ボヌッチらの活躍もあり、勝ち点50を叩き出して最終順位が10位と大躍進した。2010-11シーズンも躍進が期待されたが、ラノッキア、ボヌッチの移籍もあり、序盤から不振が続いた。2011年2月にはジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督が解任され、ボルトロ・ムッティ監督が就任したが、不振から抜け出せず、残り4試合を残して、わずか2年でセリエBへ降格。
2014年、財政破たんによって競売にかけられ、地元出身の元審判員のジャンルカ・パパレスタが480万ユーロで落札した。2014-15シーズンから、クラブ名を「FCバーリ1908」へと変更している。
2017-18シーズン終了後にクラブは再び経営破たん。セリエDから再出発することになったクラブを2018年8月にSSCナポリ会長のアウレリオ・デ・ラウレンティスが傘下に収め、クラブは「SSCバーリ」と改称した。
ホームスタジアムとしているサン・ニコラは1990年のイタリアW杯の会場として建設されたスタジアムである。その他にも優秀な下部組織を持つクラブとして知られており、アントニオ・カッサーノらを輩出。イタリア南部のクラブとして、USレッチェとはライバル関係にある。