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済州ユナイテッドFC(チェジュ・ユナイテッドFC、朝: 제주 유나이티드 FC、英: Jeju United FC)は、韓国の済州特別自治道をホームタウンとするプロサッカークラブである。SKエナジー(旧:油公)によって所有され、韓国プロサッカーリーグ(Kリーグ)に所属している。クラブハウス及びホームスタジアムは済州島南部の西帰浦市に所在する。

History

1982年12月17日に油公コッキリ(ユゴン・コッキリ、유공 코끼리)として創設される。コッキリは朝鮮語で象を意味する。ハレルヤFCに次いで国内2番目のプロサッカークラブだった。翌1983年に発足したKリーグ(当時はスーパーリーグ)には初年度より参加。1989年に現在まで唯一となるリーグタイトルを獲得した。

1996年に富川市をフランチャイズとして富川油公(プチョン・ユゴン、부천 유공)に、1997年に富川SK(プチョンSK)に改称された。富川時代は当初は木洞運動場(朝鮮語版)、2001年から富川総合運動場をホームスタジアムに使用した。

2006年2月2日に本拠地を富川市から西帰浦市に移し、済州ユナイテッドFC(チェジュ・ユナイテッドFC、제주 유나이티드 FC)に名称を変更した。済州特別自治道を拠点にする初のKリーグクラブとなった。済州ワールドカップ競技場が2002年のワールドカップ日韓大会終了後、あまり大会に活用されていないこともあり、同スタジアムの活性化につなげたいという意向もあったとされる。2011年の観客動員数はKリーグ16クラブで最下位であった。

2010年リーグ戦2位でプレーオフに進出し、チャンピオン決定戦でFCソウルに敗れたもののAFCチャンピオンズリーグ2011の出場権を得たが、グループステージで敗退した。

2007年には、富川時代のファンたちによって「富川FC 1995」が新たに創設され、翌年よりチャレンジャースリーグに参加、2013年よりKリーグチャレンジに参加している。

全北現代モータースの審判買収問題で繰り上げ出場となったAFCチャンピオンズリーグ2017では、グループステージでガンバ大阪に2勝するなどして初めてラウンド16に進出したが、浦和レッズに2戦合計2-3で敗れ、初のベスト8進出とはならなかった。

2019年シーズン、Kリーグ1を最下位で終えてKリーグ2への降格が決まった。

AFCチャンピオンズリーグにおける暴力事件

2017年5月31日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の浦和レッズ戦で、試合中から試合後にかけて暴力行為を繰り返したことにより、所属する3選手(權韓眞、趙容衡、白棟圭)が資格停止と制裁金を科せられ、済州ユナイテッドに対しても4万ドル(約440万円)の制裁金が科された。 この判定に対して済州ユナイテッドFCおよび大韓サッカー協会は「挑発してきたのは浦和」として反発、「我々もリスペクトされる権利がある」としてスポーツ仲裁裁判所に処分軽減を求めて控訴を行った。

済州ユナイテッドFCは、大韓民国・済州特別自治道西帰浦市をホームタウンとする、韓国プロサッカーリーグ(Kリーグ1)に加盟するプロサッカークラブ。

1983年に創設された「済州島足球団」が前身。韓国のプロサッカーリーグが発足した1983年にKリーグに加盟したが、財政難などにより1988年に解散。その後、1995年に「済州ユニコーンズFC」として再加盟し、2006年からは現チーム名に変更した。

ホームスタジアムは西帰浦総合競技場。クラブのエンブレムは、済州島のシンボルであるハルラ山と海をモチーフにしたデザインとなっている。

チームカラーはオレンジとパープル。ホームユニフォームはオレンジを基調としたデザイン、アウェイユニフォームはパープルを基調としたデザインとなっている。

Kリーグ1では、2006年のリーグ優勝1回、2010年のリーグ準優勝1回、2011年の韓国FAカップ優勝1回を誇る。国際大会では、2011年のAFCチャンピオンズリーグでベスト8に進出した。

また、済州ユナイテッドは、Kリーグ1で最も多くの観客動員数を誇るクラブの一つであり、ホームゲームの平均観客動員数は1万人を超える。