バレーボールスペイン男子代表(バレーボールスペイン だんしだいひょう)は、バレーボールの国際大会で編成されるスペインの男子バレーボールナショナルチームである。

History

1953年に国際バレーボール連盟へ加盟。主要国際大会の出場は1980年代に入ってからと遅く、大陸選手権は初出場の1981年欧州選手権から3大会とも出場国中最下位に終わっている。その後、自国開催の1992年バルセロナオリンピックに合わせて強化が進められ、初出場で8位入賞。1990年代後半からワールドリーグ参戦など国際舞台での経験を重ねると、著しい急成長を遂げて欧州の強豪国の一角となり、1998年世界選手権、1999年ワールドカップに初出場、翌年には2度目となる2000年シドニーオリンピック出場を果たした。

アテネオリンピック世界最終予選で出場権を逃した翌2005年からはイタリア人監督の指揮の下でチーム再建が図られ、当時FIVBランキング24位でありながら2007年欧州選手権で初優勝し、ヨーロッパチャンピオンとして同年ワールドカップに出場。FIVBランキングを6位まで急上昇させ、シドニー以来2大会ぶりのオリンピック出場権獲得を目指したが、北京オリンピック欧州予選でセルビアに敗れ、さらに北京オリンピック世界最終予選デュッセルドルフ・ラウンドも3位に終わり、出場権獲得はならなかった。2011年欧州選手権予選も3次ラウンド・プレーオフでベルギーに敗れ、2007年大会優勝国がわずか2大会後に欧州選手権の出場権を逃すという波乱を起こした。