ヴァーサン・パッロセウラVaasan Palloseura)は、フィンランドの南西部、ポフヤンマー県ヴァーサに本拠地を置くサッカークラブである。略称はVPSVPSヴァーサと表記される事もある。

VPS-J(ヴェーペエスー・イエール)は、フィンランドのサッカークラブである。1939年に設立され、フィンランドの西部にあるヴァーサをホームタウンとしている。クラブ名は、地元のスポーツクラブであるヴァーサスポーツクラブ(Vaasan Palloseura)と、地元のサッカー協会であるヴァーササッカー協会(Vaasan Palloliitto)の頭文字を取って名付けられた。

VPS-Jは、フィンランドのトップリーグであるヴェイッカウスリーガに所属しており、2021年シーズンは12位で終えた。クラブのホームスタジアムは、ヴァーサにあるヒイリキヴィ・スタジアムである。

VPS-Jは、フィンランド国内で最も成功したサッカークラブのひとつであり、1945年と1953年にヴェイッカウスリーガで優勝している。また、1967年と1972年にはフィンランドカップで優勝している。

VPS-Jは、ヨーロッパのクラブ大会にも出場経験があり、1981-82シーズンのUEFAカップでは、1回戦でポーランドのヴィジェフ・ウッチを破って2回戦に進出した。

VPS-Jの主なライバルは、同じヴァーサをホームタウンとするセイナヨエン・ヤルカパロ(SJK)である。両クラブの対戦は、ヴァーサダービーと呼ばれ、非常に盛り上がる。

VPS-Jは、フィンランドを代表するサッカークラブのひとつであり、多くの優れた選手を輩出している。クラブの歴代最優秀選手としては、1960年代に活躍したペッカ・ヴァサラ(Pekka Vasala)が挙げられる。ヴァサラは、フィンランド代表としても活躍し、1968年のメキシコオリンピックに出場した。