リスバーン・ディスティラリー・フットボールクラブ(英語: Lisburn Distillery Football Club)は、北アイルランドのダウン県のBallyskeaghをホームタウンとするサッカークラブ。1890年のアイリッシュ・フットボールリーグ創立時のメンバーである。
ディスティラリーFCは1880年11月に創設された。最初の試合は同月20日に行われ、ダンデラに勝利した。1884年、アイリッシュカップ決勝でウェリントン・パークに5-0で勝利し、クラブ初のタイトルを獲得した。1886年までに3連覇を達成した。1895-96シーズンにはカップ戦とアイリッシュ・フットボールリーグの2冠を達成した。
1963年、アイリッシュ・フットボールリーグで6回目の優勝を果たし、UEFAチャンピオンズカップ 1963-64でベンフィカと対戦した。ホームで開催された第1戦は3-3で引き分ける大健闘を見せた。1971年にはアイリッシュカップで12回目の優勝を果たし、UEFAカップウィナーズカップ 1971-72でバルセロナと対戦した。1980年、リスバーンのニュー・グローヴナー・スタジアムを本拠地とした。1985年にアントリム・シールド、1994年にゴールド・カップで優勝し、クラブの復権に向けて動き出した。
1999年、クラブ名をディスティラリーからリスバーン・ディスティラリーに改称した。2000年代は欧州カップ戦に出場し、UEFAインタートトカップ 2005でジャルギリス・ヴィリニュス、UEFAインタートトカップ 2008でTPSトゥルク、UEFAヨーロッパリーグ 2009-10でゼスタポニと対戦した。2010年になるとクラブに財政上の問題が生じた。2012-13シーズンにはIFAプレミアシップで最下位に終わり、NIFLチャンピオンシップ1に降格した。