Wikipedia - ベレネンセスSAD

B-SAD (ポルトガル語: B-SAD) は、2018年6月30日にクルーベ・デ・フトゥボル・オス・ベレネンセスと分離し、独立企業として創設されたポルトガル・リスボン・ベレン地区のスポーツクラブである。現在はプリメイラ・リーガに所属している。

History

CFベレネンセスは1999年7月1日にSAD(ポルトガル語: Sociedade Anónima Desportiva, 英語: Public limited sports company、和訳: スポーツ株式会社)を設立し、プロサッカー部門の運営を始めた。2012年にクラブとSADは深刻な財政難に陥り、クラブはSADの51パーセントをルイ・ペドロ・ソアレスが率いる投資家グループ(Codecity)に売却した。

しかし、Codecityは、クラブ側の契約違反の申し立てを行い取引を終了した。2017年、スポーツ仲裁裁判所は取引の終了を、そのまま有効とし、クラブはSAD株51%の再取得が認められなくなった。

2018年7月1日、クラブはSADから分離独立し、B-SADは設立され、リスボンサッカー協会に1198番目のクラブとして登録された(CFベレネンセスは64番目)。

2019年2月、ホームスタジアムのエスタディオ・ナシオナルが一時的に使用できなくなったため、約60キロ離れたセトゥーバルのエスタディオ・ド・ボンフィムを借りてホームゲーム2試合を行ったが、2月4日のモレイレンセFC戦ではリーグ史上最少の298人の観客しか入らなかった。

2018年10月29日、知的財産裁判所の判決で、元の名称などの使用が禁止された。2019年3月11日、CFベレネンセスと区別する為に新しいエンブレムを発表した。

ベレネンセス(ポルトガル語: Clube de Futebol "Os Belenenses")は、ポルトガルのリスボンに本拠地を置くサッカークラブである。1919年に設立され、ポルトガル国内リーグ1部に所属している。

ベレネンセスのホームスタジアムは、リスボンの北西郊外にあるシュタディオン・ド・レステロである。収容人数は25,000人である。

ベレネンセスは、1929-30シーズンのポルトガル国内リーグで初優勝を果たした。その後、1934-35シーズン、1945-46シーズン、1947-48シーズン、1955-56シーズンの4度リーグ優勝を果たしている。また、1969年にはポルトガルカップで優勝している。

ベレネンセスは、ポルトガル国内リーグで優勝経験のあるクラブの中で、唯一の非ビッグスリークラブである。ビッグスリークラブとは、ポルト、ベンフィカ、スポルティング・リスボンの3クラブである。

ベレネンセスは、1961年にポルトガルサッカー連盟から最優秀クラブ賞を贈られている。また、2005年にはポルトガルのスポーツ紙ア・ボーラから最優秀クラブ賞を贈られている。

ベレネンセスの歴代所属選手には、ポルトガル代表のジョゼ・アウグスト、カルロス・マヌエル、マヌエル・フェルナンデス、シモン・サブローザ、ペドロ・メンデスなどがいる。