オーストラリア代表は、オーストラリアサッカー連盟(FFA)によって編成されるオーストラリアの男子サッカーナショナルチームである。1922年に結成された。オセアニアサッカー連盟(OFC)に加盟していたが、2006年にアジアサッカー連盟(AFC)へ加盟した。ニックネームは「サッカールーズ(Socceroos)」であり、カンガルーを意味する「Roo(ルー)」と、サッカーを意味する「Soccer(サッカー)」を組み合わせたものである。オーストラリアのナショナルカラーである緑色と金色のユニフォームが特徴である。

オーストラリア代表は、FIFAワールドカップには5回出場している。初出場は1974年の西ドイツ大会であり、当時はオセアニアサッカー連盟に加盟していたが、グループリーグで敗退した。その後、1990年のイタリア大会と1994年のアメリカ大会にも出場したが、いずれもグループリーグで敗退した。2006年のドイツ大会では、グループリーグを突破して初の決勝トーナメント進出を果たしたが、ベスト16でイタリア代表に敗れた。2010年の南アフリカ大会では、グループリーグで敗退した。

アジアサッカー連盟に加盟してからは、AFCアジアカップに4回出場している。初出場は2007年の東南アジア大会であり、ベスト8に入った。その後、2011年のカタール大会と2015年のオーストラリア大会で優勝し、2連覇を達成した。2019年のアラブ首長国連邦大会では、ベスト8に入った。

オーストラリア代表は、FIFAランキングで最高位は4位(2009年)であり、アジアサッカー連盟の中では日本に次ぐ2位である。