クイーンズ・パーク・レンジャーズ・フットボール・クラブQueens Park Rangers Football Club)は、イングランド・ロンドンに本拠地を置くサッカークラブ。通称QPR。愛称はフープス (The Hoops)。

History

1882年、学校のクラブだったセント・ジューズ (St Jude's) がクライストチャーチ・レンジャーズ (Christchurch Rangers) と合併してクイーンズ・パーク・レンジャーズが設立された。チーム名は多くの選手がロンドン郊外のクイーンズ・パーク地区から来ていた事に由来する。

2007年にはフォーミュラ1で有名なフラビオ・ブリアトーレとバーニー・エクレストンが買収しオーナーとなったが、2011年8月にエアアジアCEOのマレーシア人トニー・フェルナンデスが株式の過半数を取得し、新オーナーとなった。これらの取引にはタックス・ヘイヴンであるイギリス領ヴァージン諸島の会社が使われた。

2010-11シーズンは、2011年4月30日、アウェーでのワトフォード戦に2-0で勝利し、チャンピオンシップ優勝と15シーズンぶりのプレミアリーグ昇格を果たした。2011-12シーズンは苦しみながらも最終節で17位となり、降格を免れた。

2012-13シーズンは、2012年の夏にマンチェスター・ユナイテッドより元韓国代表MFの朴智星とインテルよりブラジル代表GKのジュリオ・セザルなどを獲得したにも関わらず、開幕12試合で勝ち点4しか獲得できず、リーグ最下位に低迷し、2012年11月23日、マーク・ヒューズ監督を解任。ハリー・レドナップの新監督就任や、冬の移籍市場でマルセイユからフランス代表FWのロイク・レミを獲得するが事態は好転せず、2013年4月28日、同じく降格を争っていたレディングとアウェーで0-0で引き分け、2シーズンでプレミアリーグからチャンピンシップに降格となった。

2013-14シーズンはチャンピオンシップで4位となり、昇格プレーオフ出場権を獲得。準決勝でウィガン・アスレティックを破り、2014年5月24日に行われた決勝では90分にボビー・ザモラがゴールを挙げ、ダービー・カウンティに1-0で勝利し、1シーズンでプレミアリーグ復帰を果たした。

2014-15シーズンはプレミアリーグ最下位に低迷し、1シーズンでチャンピンシップ降格となった。

クイーンズ・パーク・レンジャーズ・フットボール・クラブ(Queens Park Rangers Football Club)は、イギリスのロンドン西部、ホワイトシティに本拠地を置くイングランドのプロサッカークラブである。1882年創設。イングランドのプロサッカーチームとして最も古いクラブの一つである。クラブのニックネームは「ザ・レンジャーズ(The Rangers)」もしくは「ザ・クイーンズ(The Queens)」。

QPRは、1886年にフットボールリーグに加入し、1907-08シーズンにディビジョン2(2部リーグ)で優勝してディビジョン1(1部リーグ)に昇格した。その後、1912年にFAカップで優勝し、クラブの歴史上初の主要タイトルを獲得した。1967-68シーズンには、ディビジョン2で優勝してディビジョン1に昇格し、1975-76シーズンには、ディビジョン1で3位に入り、UEFAカップ出場権を獲得した。

近年では、2011-12シーズンに、チャンピオンシップ(2部リーグ)で優勝してプレミアリーグに昇格した。しかし、プレミアリーグでは、2012-13シーズンと2014-15シーズンの2回、1シーズンで降格している。2018-19シーズンには、チャンピオンシップで9位に終わり、プレミアリーグ昇格を果たせなかった。

QPRのホームスタジアムは、1904年から使用しているロフタス・ロード・スタジアムである。ロフタス・ロード・スタジアムは、イングランドで最も古いサッカー専用スタジアムの一つである。

QPRのライバルは、同じロンドンを拠点とするチェルシー、アーセナル、トッテナム・ホットスパー、ウェストハム・ユナイテッドである。