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リパブリカン・フットボール・クラブ・アフマト・グロズヌイ(ロシア語: Республиканский футбольный клуб Ахмат Грозный, 英語:Republican Football Club Akhmat Grozny)は、ロシア連邦、チェチェン共和国グロズヌイのサッカークラブである。2018-19シーズンはロシア・プレミアリーグに所属。
旧クラブ名はテレク・グロズヌイ。
1946年にディナモ (Динамо) として創設され、1948年にネフチャニク (Нефтяник) 、1958年にテレク (Терек) に改称した。テレクはコーカサス地方を流れるテレク川に由来する。チェチェン紛争の影響で1994年に解散をしたが、2001年に再建した。以前は安全上の問題からチェチェン共和国に隣するスタヴロポリ地方のピャチゴルスクにあるツェントラルニー・スタジアムを本拠地として使用していた。その後、グロズヌイにある収容人数1万200人のスルタン・ビリムハノフ・スタジアムに移り、2011年5月からはアフマド・アレーナを本拠地としている。
2003-04シーズンのロシア・カップにて、テレクはファーストディビジョン(実質2部)所属チームながら快進撃を続け、2004年5月末の決勝戦でプレミアリーグ(1部)のクリリヤ・ソヴェトフ・サマーラを下して初優勝した。下位リーグクラブによるロシア・カップ優勝は他に例がなく、決勝戦の3週間前には、2001年の再建時からクラブ会長職を務めてきたアフマド・カディロフがチェチェン独立派に暗殺されるという出来事があったばかりだった。その後、会長職は息子で次男のラムザン・カディロフに引き継がれた。同年のリーグ戦ではファーストディビジョンを優勝で終え、クラブの歴史上初めて1部リーグ昇格(旧ソ連リーグ時代を含む)を決めた。
2005年のプレミアリーグでは最下位となり、1年でファーストディビジョンに降格。前年のロシア・カップ優勝により出場権を得た2004-05シーズンのUEFAカップでは、予選を突破したものの、1回戦でスイスのFCバーゼルに敗れた。
2007年のファーストディビジョンでは42戦28勝8敗6分けの2位でシーズンを終えプレミアリーグ復帰を果たす。
2011年5月11日にアフマド・アレーナが開場した。スタジアム名は2004年5月9日に暗殺されたチェチェン共和国初代大統領のアフマド・カディロフに由来する。同年11月28日、2004年以来テレクの会長に就いていたラムザン・カディロフが、クラブの戦略・強化、他諸々の方針に関して十分に対処する時間がないとの理由で退く事を表明し辞任。後任は副会長であったマゴメド・ダウドフに引き継がれた。
チェチェン共和国を代表するクラブチームの一つで、FCスパルタク・モスクワやFCロコモティフ・モスクワ、PFC CSKAモスクワへの対抗意識が根強く、ロシア国籍の選手に関しては、原則チェチェン人もしくはチェチェンにゆかりのある選手のみでチームを構成しており、ロシア・サッカー界の中で独自色を前面に押し出しているクラブである。2006年からチーム名をアフマド・アブドゥルハミドヴィッチ・カディロフ RFCテレクに改名以降はチェチェン人を中心とした選手構成を継続し、国外からの効果的な補強と下部組織出身の若手有望選手のトップチーム昇格により、クラブをプレミアリーグに完全に定着させた。
2017年6月、テレクからアフマト (Ахмат) に改称した。新しいクラブ名はアフマド・カディロフに由来する。