マラボン・スクワッド

マラボン・スクワッドは、1986年、1987年にフィリピンプロバスケットボールリーグ（PBA）に参加したフィリピンのプロバスケットボールチームだった。

元々はマニラ首都圏マラボンで実業団チームとして結成され、モロ地区ドネーション、マラボン・メダリスト、マラボン・スクワッドというチーム名だった。1986年にPBAを拡大して創設された6チームのうちの1つで、チームオーナーはイグナシオ・アルヴォ。

チーム名は最初はマラボン・メダリストだったが、1986年3月にマラボン・スクワッドに変更。マラボン・スクワッドは、新参チームながら1986年オールフィリピン・カンファレンスで準優勝し、PBAの驚きとなった。1987年には、1987年マイ・ジャパニーズ・ハニー・カンファレンスで準優勝した。

しかし、マラボンは1987年にPBAから撤退し、シーズン4回戦が終了した後に解散した。2シーズンでPBAに参加したチームの中では最も短い期間だった。

チームオーナーのアルヴォは主にチームの解散の理由として財政上の理由を挙げた。PBAのライセンス料は非常に高額で、マラボン・スクワッドはホームとアウェーの双方でファンを呼べなかった。マラボンはまた、ロナルド・クルズ、ダヴィド・ロザス、マリオ・ベンハミンなど、PBAのスター選手を買い物できないほど財政面で厳しい立場にあった。

アルヴォは、マラボンはPBAに復帰する計画があるとも述べたが、実現しなかった。

マラボン・スクワッドは、PBAから撤退した唯一のチームである。