KKニクシチ(モンテネグロ語: KK Nikšić)は、モンテネグロのニクシチを拠点とするプロバスケットボールクラブである。ユーロリーグ・ウィメン2002-03シーズンでは、ユーゴスラビア勢としては初となる優勝を果たした。

チームは1969年に創設された。1990年代初頭までユーゴスラビアの国内トップディビジョン(ユーゴスラビア・バスケットボール・リーグ)に所属していたが、1992年のユーゴスラビア紛争の勃発に伴い、国内リーグを離脱した。その後はモンテネグロの国内リーグに所属しており、2001年、2002年、2003年にリーグ優勝を果たしている。

2002-03シーズンのユーロリーグ・ウィメンでは、グループステージを1位で突破し、ベスト16に進出した。ベスト16では、ハンガリーのMBKソプロン、ロシアのウニヴェルシテート・エカテリンブルク、イタリアのカッシーナ・ロサーティを破り、ファイナル4に進出した。ファイナル4では、ポーランドのロトス・グディニア、フランスのブルジュ・バスケット、チェコのブルノを破り、優勝を果たした。

優勝により、KKニクシチはユーゴスラビア勢としては初めてユーロリーグ・ウィメンで優勝を果たしたチームとなった。また、モンテネグロ勢としても、ユーロリーグ・ウィメンで優勝を果たした初のチームとなった。

チームのホームアリーナは、ニクシチにあるニクスィッチ・スポーツセンターである。収容人数は2,000人である。