トップ10(Top10)は、イタリアにおけるラグビーユニオンのトップリーグである。イタリアラグビー連盟が運営する。2019-20シーズンまでの大会名はトップ12。
大会創設から1940年代にかけては、20シーズンのうちアマトーリ・ミラノ(アンブロジアーナを含む)が14回、ラグビー・ローマ(ラグビー・ローマ・オリンピックを含む)が4回と、ミラノとローマのチームで優勝をほぼ独占していた。
1950年代に入るとヴェネト州のチームが台頭し、ロヴィーゴが1950-51シーズンから4連覇を達成したのを皮切りに、1950年代後半-60年代にかけてはフィアンメ・オーロ・パドヴァが、1970年代-80年代はペトラルカが、そして1990年代以降はベネットン・トレヴィーゾが覇権を握るなど、1950-51シーズンから2009-10シーズンまでの60シーズンのうち、ヴェネト州のチームが42回の優勝を記録した。
2006年には、イタリアとアルゼンチンのクラブ王者が対戦するコッパ・インテルコンティネンターレが創設され、イタリアからは2004-05シーズンのスーペル10を制したカルヴィザーノが出場した。試合は、カルヴィザーノが28-10で勝利した。しかしこの大会は定着せず、この1回限りしか開催されなかった。
2009-10シーズン終了後に当時最も有力なチームであったベネットン・トレヴィーゾがケルティックリーグ(現在のユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ)に転籍し、時を同じくしてロンバルディア州のカルヴィザーノが実力をつけてきたこともあり、2010年代以降はヴェネト州とロンバルディア州で勢力が均衡している。