クープ・ドゥ・フランス(Coupe de France)は、フランスにおけるサッカーのカップ戦である。フランス・カップとも呼ばれる。優勝クラブには翌シーズンのUEFAヨーロッパリーグ出場権が与えられる。
イングランドのFAカップと同様に、フランスサッカー連盟(FFF)に登録しているすべてのクラブに参加資格がある、オープントーナメントである。決勝戦は、サン=ドニにあるスタッド・ド・フランスにて行われる。
第一次世界大戦のさなか、1917-18年シーズンに第1回大会が開催された。優勝カップに名を残しているシャルル・シモンは、アンリ・ドロネーらとともにフランスサッカー連盟(FFF)の創立に尽力し、1915年に第一次世界大戦で戦死した。1927年の大会以来、フランス大統領が決勝戦を観戦し、優勝クラブにカップを授与することが大会の慣例となっている。
大会の最多優勝クラブは、パリ・サンジェルマンFCの14回である。