レアル・ウニオン・クルブ・デ・イルン, S.A.D. (Real Unión Club de Irún, S.A.D.) は、スペイン・バスク州ギプスコア県イルンに本拠地を置くサッカークラブ。1915年に設立され、2023-24シーズンはプリメーラ・フェデラシオンに所属する。ラ・リーガの創設クラブのうちの一つである。

History

レアル・ウニオンはスペインサッカー初期に創設されたクラブであり、バスク地方に籍を置くアスレティック・ビルバオやレアル・ソシエダ、アレナス・クルブ・デ・ゲチョと同じくラ・リーガ創設クラブのうちの一つである。

1915年、レアル・ウニオンは、イルンSC (Irún Sporting Club)とRCイルン (Racing Club de Irún)の合併によって設立された。後者のRCイルンは1902年にイルンFC (Irún Foot-Ball Club)として設立され、1907年にRCイルンへ改名された。また、RCイルンは1908年にコパ・デル・レイでアスレティック・ビルバオを1-0で破っている。

1916年のレアル・ウニオン

創設後数年はウニオン・クルブ・イルン (Unión Club Irún)を名乗っていたが、当時のスペイン国王であるアルフォンソ13世によってレアルの名前を冠され、現在のクラブ名になった。また、スペイン第二共和政時代はレアルの名前を付けなかった。この時代、レアル・ウニオンはコパ・デル・レイを3度制している。1918年にはレアル・マドリードを、1927年にはアレナス・クルブ・デ・ゲチョを破り、優勝している。1922年にも決勝に進むが、FCバルセロナに5-1で大敗し、4度目の優勝を逃した。それから10年後の1932年にセグンダ・ディビシオンへ降格した。

1920年、スペインがオリンピックに初めて参加した際、このクラブから3人の選手 (エギアサバル、バスケス、アラボラサ)がスペイン代表に選出された。その後も数人の選手を同代表に送り出しており、1970年代や80年代にはハビエル・イルレタやロベルト・ロペス・ウファルテがこのクラブでプロキャリアをスタートさせ、のちにスペイン代表デビューを果たした。

2008年11月11日、コパ・デル・レイでレアル・マドリードと対戦し、ファーストレグは3-4で敗戦するも、セカンドレグでは3-2で勝利。2戦合計6-6で引き分けるも、アウェイゴールによってレアル・マドリードを敗退に追い込んだ。これにより、レアル・ウニオンはセグンダBに所属していたクラブとしては初めてレアル・マドリードを破ったクラブとなった。

その2008-09シーズン、CEサバデルとADアルコルコンを昇格プレーオフで退け、44年ぶりにセグンダ・ディビシオンへ昇格した。しかし、セグンダを21位終え、わずか1シーズンで再びセグンダB降格になってしまった。

レアルウニオンは、スペイン・バスク地方ギプスコア県イルンに本拠地を置くサッカークラブ。ラ・リーガRFEFに所属している。

1915年に創設された。ホームスタジアムはエスタディオ・ガラ。

レアルウニオンは、スペインのコパ・デル・レイを2回優勝している。1913年と1918年の2度である。

レアルウニオンは、バスク地方の伝統的なクラブである。バスクダービーでは、レアル・ソシエダ、アスレティック・ビルバオ、エイバルと対戦する。

レアルウニオンは、バスク地方のクラブとして、ラ・リーガに昇格したことがない。しかし、コパ・デル・レイで2度の優勝を果たしている。