レアル・ヴィチェンツァ・ヴィラッジョ・デル・ソーレ(イタリア語: Real Vicenza Villaggio del Sole)は、イタリアのヴィチェンツァをホームタウンとするサッカークラブ。2015年夏にプロサッカーチームとしての活動を停止し、ユースチームのみが活動している。

History

2010年、Leodari SoleとCavazzale、レアル・ヴィチェンツァ=ラゲットが合併してレアル・ヴィチェンツァVSが創設された。Leodari Soleは練習場、Cavazzaleはエッチェッレンツァ(当時6部リーグ)のライセンス、レアル・ヴィチェンツァ=ラゲットはクラブ名を提供した。クラブカラーは白と赤を採用した。同年9月19日、クラブ最初の公式戦であるエッチェッレンツァ・ヴェネトのアーバノ・カルチョ戦が行われ、3-2で勝利した。2010-11シーズンは3位の好成績を残した。

2011-12シーズンは2位に入り、セリエD昇格を決めた。また、コッパ・イタリア・ディレッタンティ・ヴェネトで優勝した。2012-13シーズンはセリエD・ジローネCで5位になり、プレーオフに進出したが、1回戦でポルデノーネ・カルチョに勝利した後、2回戦でヴィルトゥス・ヴェコンプ・ヴェローナに敗れた。しかし、敗者復活戦の結果、レガ・プロ・セコンダに昇格した。2013-14シーズンにはレガ・プロ昇格を果たした。

2015年夏、クラブは2015-16シーズンのライセンスを申請せず、プロサッカークラブとしての活動を停止した。

ヴィチェンツァは、イタリア北東部にあるヴィチェンツァ県ヴィチェンツァを本拠地とするサッカークラブである。1902年3月9日に創設され、現在はセリエBに所属している。

ヴィチェンツァは、1910-11シーズンのセリエAに初昇格し、1942-43シーズンまで在籍した。その後、セリエAとセリエBを行き来するシーズンが続いたが、1990年代後半から2000年代初頭にかけて黄金期を迎え、1993-94シーズンのコッパ・イタリア優勝、1996-97シーズンのセリエB優勝、1997-98シーズンのUEFAスーパーカップ優勝などのタイトルを獲得した。

ヴィチェンツァは、堅守速攻のサッカーで知られ、特に1990年代後半のチームは「小さな巨人」と呼ばれ、強豪チームを何度も苦しめた。また、ヴィチェンツァは、イタリア代表選手を輩出しており、ロベルト・バッジョ、パオロ・ロッシ、ロベルト・ディ・マッテオなどが在籍したことがある。

ヴィチェンツァは、現在もセリエBで上位を争う強豪チームであり、セリエA復帰を目指している。