リブルヌ

フットボール・クルブ・リブルヌ（Football Club Libourne）は、フランス・リブルヌを本拠地とするサッカークラブチーム。

1998年、1935年創設のASリブルヌ（AS Libourne）と1927年創設のASサン＝スーラン（AS-Saint-Seurin）の合併により、FCリブルヌ・サン＝スーラン（FC Libourne-Saint-Seurin）として誕生。愛称はペンギンを意味し、エンブレムにはサッカーボールを蹴るペンギンが描かれている。

2008年、リーグ・ドゥを19位で終え、フランス全国選手権に降格。2009年はシーズンを降格圏外の12位で終えたが、債務超過による制裁処置として降格処分を受け渡された。
同年、代表者を交代するとともに、チーム名をFCリブルヌと一新、再出発を図ったものの、2010年7月13日にはフランスアマチュア選手権2への更なる降格処分が言い渡された。現在は5部にあたるフランス全国選手権3でプレーする。

リブルヌは、フランス南西部ジロンド県にあるコミューン。ジロンド川の左岸に位置し、ボルドーの東約20kmに位置する。人口は2万9000人強で、ジロンド県では6番目に大きい都市である。

リブルヌは、紀元前5世紀頃にケルト人が定住したとされる。その後、ローマ人がこの地にやって来て、定住地を建設した。ローマ人はこの地を「リブルヌム」と呼び、この名が現在の地名の由来となっている。

中世には、リブルヌはアキテーヌ公国の領土となった。12世紀になると、リブルヌはフランス王領に併合された。

16世紀になると、リブルヌはプロテスタントの拠点となり、カトリックとプロテスタントの間で争いが起こった。1562年には、リブルヌはカトリック軍に包囲され、陥落した。

17世紀になると、リブルヌは再びカトリックの支配下に入った。1621年には、リブルヌに司教座が置かれた。

18世紀になると、リブルヌはワイン生産地として発展した。ボルドー産のワインは、フランス国内はもちろん、イギリスなど海外にも輸出され、リブルヌはワイン貿易で栄えた。

19世紀になると、リブルヌは産業革命の影響を受け、工業都市へと変貌を遂げた。リブルヌには、ガラス工場、製紙工場、食品工場などが建設され、多くの労働者が流入した。

20世紀になると、リブルヌは第二次世界大戦の戦火に巻き込まれた。1940年には、リブルヌはドイツ軍に占領された。1944年には、リブルヌは連合軍によって解放された。

戦後、リブルヌは復興を遂げ、現在ではフランス有数の都市となっている。リブルヌは、ワイン生産地としてだけでなく、観光地としても人気がある。リブルヌには、12世紀に建てられたサン・ピエール大聖堂や、18世紀に建てられたアキテーヌ公爵城など、多くの歴史的建造物が残されている。