デルフィーノ・ペスカーラ1936Delfino Pescara 1936 S.p.A.)は、イタリア・ペスカーラを本拠地とするサッカークラブである。2021-22シーズンはセリエCに所属している。

History

1936年創設。1940年代の一時期セリエBに所属したが、以降はセリエD(アマチュア)以下のカテゴリーに低迷していた。1970年代に入り再びセリエBに昇格し、1977-78シーズンに初めてセリエAに昇格。

元々はペスカーラ・カルチョ (Pescara Calcio) という名称だったが、2009年にチームは破産。現在のデルフィーノ・ペスカーラ (Delfino Pescara 1936) と名前を変えて再建されたが、水色と青と白を基調としたクラブカラーは受け継がせ、2009-10シーズンにプレイオフを勝ち抜き見事にセリエBの舞台に復帰している。2011-12シーズンにセリエBで1位となり、19年ぶりにセリエA復帰を果たしたが、1年で降格した。

2015-16シーズンはセリエBの昇格プレーオフを制し、1部昇格が決定する。しかし翌シーズンはなかなか残留争いから脱出できず、2月にはマッシモ・オッドを解任し、代わりにズデネク・ゼーマンを招聘した。しかし順位をあげることができず2017年4月24日、ASローマに1-4で敗北したことで、セリエB降格が決まった。

ペスカーラ・カルチョ1936は、イタリア共和国アブルッツォ州ペスカーラに本拠地を置くサッカークラブチーム。2019-20シーズンはセリエBに所属している。

クラブは1936年7月2日に創設された。「ペスカーラ」という名前は、クラブが本拠地とする都市の名前である。チームの愛称は「イル・デルフィーノ(イルカ)」であり、これはクラブのエンブレムに描かれているイルカに由来している。

ペスカーラは、これまでセリエAに4回昇格している。1987-88シーズン、1988-89シーズン、1992-93シーズン、2012-13シーズンである。しかし、セリエAでの成績は芳しくなく、いずれのシーズンもすぐに降格している。

ペスカーラは、コッパ・イタリアで1986-87シーズンに準優勝している。これは、クラブ史上で最高位の成績である。

ペスカーラは、ユース部門から多くの才能ある選手を輩出している。代表的な選手には、ジャンルカ・ザンブロッタ、マルコ・ヴェッラッティ、ロレンツォ・インシーニェ、チーロ・インモービレなどがいる。

ペスカーラのホームスタジアムは、スタディオ・アドリアティコである。収容人数は20,476人。